筋肉ゴリラ先生のつぶやき

2023.1.18 テストステロン

どうも筋肉ゴリラです。

男性ホルモンであるテストステロンですがみなさんどんなイメージを持っていますか?
僕は男性更年期治療を始める前は、
「女性よりも短命なのはテストステロンのせい」
「攻撃性を高める」
「動脈硬化をすすめるのでは?」
などネガティブなイメージを持っていました^^;

このように考えているお医者さんは意外に多いと思います。

しかし実際は違っていてテストステロン値が高い人は忍耐力、緻密性、協調性、計画性が高く、芯がブレず自分らしさを大切にすると同時に楽天的な傾向も示します。
またテストステロンが少ない人は動脈硬化が進行して寿命が短い傾向が報告されています。
そんなテストステロンですが、2~3割の人が不足状態にあります。

そして30~50代のおよそ3人に1人が、
「テストステロン値が足りないことによる軽度以上の症状を感じている」という結果が出ています。
20代でも30代でも約3割、50代は4割が症状を認め、そのうち8%は重度な症状を呈しています。
まだまだあまり知られていないテストステロン、男性更年期の世界です!
当院では10年以上前より男性更年期外来を行なっています。

男性更年期かなと思ったらいつでも相談してください♪


2023.1.17 イソジンうがい

どうも筋肉ゴリラです。

みなさんうがいはイソジンなどのうがい薬でうがいしてますか?
それとも水道水でうがいしてますか?

新型コロナが流行し始めた頃、吉村府知事が「イソジンうがいが新型コロナに効く!」と発信して一時入手困難になったイソジンうがい液ですが、実はカゼの予防に効果はないんです(・Д・)

2005年に京都大学から発表された論文では、
「水道水でうがいする」
「イソジンでうがいする」
「何もしない」

グループに分けて経過をみたところ、1ヶ月のカゼを引いた人の数が

「水道水でうがい」 17/100人
「イソジンでうがい」24/100人
「何しない」 26/100人

と水道水が1番効果があり、イソジンと何もしないに有意な差がなかったのです^^;
口腔内に入ったウィルスはすぐに体内に取り込まれてしまうため、うがい自信にはウィルス除去効果はないのですが、うがいをする事でウィルス感染を助ける物質を洗い流させるのではとのことでした。

イソジンのうがいは洗い流す効果はもちろんありますが、殺菌作用が強すぎて口腔内の常在菌も殺してしまい口の中が丸裸状態になってしまうので水道水に劣るとの考察です。

ですのでカゼ予防には水道水のうがいが1番効果があるのでみなさんしっかりうがいして
新型コロナ、インフルエンザにかからないよう気をつけてください♪

最後に大好きなチュールもたくさん出されると何のことか分からなくなってしまうちょっとお馬鹿な愛猫^ ^

2023.1.14 お酒は太らない⁈

どうも筋肉ゴリラです。

「お酒は、エンプティカロリーだから太らないよ!」というのを聞いたことありますか?
これは実は間違いでアルコールには1gあたり7.1kcalのカロリーがあり、
カロリーがないということではなく、「空っぽのカロリー」
つまりカロリー以外の栄養素が空っぽで何もない、つまり「カロリーしかない」という意味なんです。

私たちが日ごろ食べている食品は、エネルギーの他に炭水化物やたんぱく質、脂質、ビタミンやミネラルといった様々な栄養素が含まれています。
しかしアルコールには、炭水化物やたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルが含まれていません。
アルコール自体には、栄養素が含まれていないのです!
ですので焼酎やウィスキーなどの蒸留酒は糖質はありませんが、
日本酒、ビール、ワインなどの醸造酒と同じように太ります(^^;;

アルコールは飲むと速やかに胃や小腸から吸収、肝臓で分解されて酢酸に代謝されます。
この酢酸が体内でエネルギー源として利用されます。
この酢酸は速やかに燃焼されるので、アルコールを飲んだ後に体がぽっぽと熱くなります。
飲んだら分解されすぐにエネルギー源となることから、「アルコールは太らないよ」と言われたりするのですが、これは僕も含めたお酒好きの希望であって実際はそうはならないんですね^^;

2020年に韓国で発表された研究では1日ビール半缶超~1缶以下のアルコールをとる男性は、
非飲酒者と比べて肥満のリスクが1.1倍。
1缶超~2缶以下では肥満のリスクが1.22倍、2缶超では肥満のリスクが1.34倍という結果でした。

まぁお酒を飲んで気分も良くなるのに太らないなんて都合のいいことはないですよね^ ^
ですのでみなさんお酒飲むならしっかり筋トレもしてカロリー消費しましょう♪


2023.1.13 高重量低REP vs 低重量高REP

どうも筋肉ゴリラです。

今日は高重量低REP vs 低重量高REP。
あまり聞きなれないREPですがこれは筋トレ用語の回数のことでベンチプレスならバーを上げてから下ろすまでの1往復のことを言います。
低重量で高回数か高重量で低回数、どっちが効果が高いか知っていますか?

実はどちらが効果的かを測るためにたくさんの実験が行われてきました。

日本では
筋力upには3-5REP
筋肥大には6-12REP
持久力upには15-30REP
ギリギリ出来る重さでトレーニングするのが効果的と言われています。

ちなみに筋力upは重い重量が扱えるようになることで、筋肥大は筋肉が大きくなることです^ ^
筋肉がでかいのと重いのが上がるのは別の話なんですね^ - ^
ボディービルダーでタレントの横川 尚隆さんは全身ムッキムキですが
そんなに重い重量は上げないらしいです^ ^

そうは言っても僕からしたら信じられない重さではありますが^^;
また、筋肉は2種類あり、「速筋繊維」と「遅筋繊維」に分かれています。
速筋は瞬発的に大きな力を発揮する筋肉、遅筋は大きな力を発揮できない分持久力に優れた筋肉です。
筋トレの場合、速筋線維は高重量低REP、遅筋線維は低重量高REPで鍛えると良いです。
そのため速筋線維の割合が多い部位は高重量低REP、遅筋繊維の割合が多い部位は低重量高REPで鍛えるのが基本です。
主な筋肉の速筋と遅筋の割合は下記のようになっているので、ぜひ参考にしてみてください。

筋肉名 速筋 遅筋
大胸筋 57.7 42.3
広背筋 49.5 50.5
三角筋 46.7 53.3
上腕二頭筋(表面)  57.7 42.3
上腕三頭筋 67.5 32.5
腹直筋 53.9 46.1
大殿筋 47.6 52.4
大腿直筋 65.6 34.4
内側広筋(表面)  56.3 43.7
外側広筋(表面)  62.2 37.8
ハムストリング  33.1 66.9
腓腹筋(側頭)    53.5 46.5

ジムでは他のしてる人が上げている重量が気になって重いのを上げてる人は何となく憧れます^ ^
しかし筋トレは自分との戦いです!
鍛えたい筋肉に合った重量・REP数を考えて、
マインドマッスルコネクションを意識してコツコツと筋肉を育てていきたいです♪


2023.1.12 冬の高血圧

どうも筋肉ゴリラです。

今日は冬の高血圧について。

日本の高血圧患者は、全体として約4,300万人いると推定されており、日本人のおよそ3人に1人が高血圧という状況です。めちゃくちゃ多いですよね^^;

高血圧を放置していると、心疾患や脳卒中を起こす可能性が高まります。
しかし、自覚症状がほとんどないゆえに、積極的に治療を行わない人も多いのが現状です。
そんな高血圧ですが冬になると更に血圧は高くなります。

なぜだと思いますか?
寒いからでしょうか?

確かに寒さに暴露されると血圧は上昇します。
例えば、4℃の水中に手首までつけると、平均して血圧が10-20mmHg上昇します。
高血圧の方だと、さらに上昇する場合があります。
これは血圧を調節する交感神経が刺激されて血管を収縮させることが主な原因です。

また、冬は鍋物など塩分の多い食事が増えること、発汗が少なく、運動不足になりがちで
体重が増えることも血圧上昇の要因となります。

冬場の血圧上昇は脳卒中や心筋梗塞のリスクを更に高めます。

普段病院にかかっているし血圧の薬ももらってるから自分は大丈夫と油断しないで下さい!
しっかり自宅で血圧を測定して、
高い日が続くようであれば冬の間だけクスリを追加した方がいいケースもあります。

血圧についてお困りでましたらいつでも相談下さい♪


2023.1.11 マインドマッスルコネクション

どうも筋肉ゴリラです。

筋トレをある程度続けていくと、「マインドマッスルコネクション」というついつい口にしたくなる単語に出会うことがあるかと思います。
マインドマッスルコネクションとは、『脳と筋肉を接続する』という意味で、トレーニングを行う際に、 対象としている筋肉に意識を集中させる事でトレーニングの効果を向上させる、という考え方になります。

わかりやすく言うとなかやまきんに君が『オレの筋肉!! おい、オレの筋肉!! やるのかい? やらないのかい? どっちなんだい!? 』というネタをしてますがまさにこれのことですね^_^

こうやって筋肉に話しかけながらトレーニングをするのと、『疲れた〜、しんどい〜、今日は仕事きつかったな〜』など筋肉に集中しないでするのとでは筋肉の育ち方も2割ぐらい変わってくると報告されてます(^^)

ただ実際に筋肉と会話をするのは難しく、上腕二頭筋や上腕三頭筋ならうまく話しかけられるのですが、大胸筋、三角筋、ハムストリング、大腿四頭筋は難易度が高く、さらには背中の筋肉広背筋や僧帽筋などは自分では見えない筋肉なのでさらに難易度が高くなります^^;

先日も今年最初のパーソナルトレーニングで背中をしましたが、師匠が指で効かせたい筋肉を指でツンツンしてくれるのですがやっぱり難しいですね〜^^;

ちなみに師匠はこれから減量期に入るので5月までに10kg落とすらしいです^ ^

多分、体中の筋肉と会話ができるんだと思います♪


2023.1.10 イタチごっこ

どうも筋肉ゴリラです。

先日最新の東京都の新型コロナオミクロン株系統の割合が発表されました。
第7波で9割以上を占めていたBA・5は5割未満まで低下し、一方でBF・7が22.4%、BA・2・75が9.3%、BQ1・1が8.4%となっていました。
今後はBA・2・75やBQ・1系統が主流になっていくと予想されています。
特にBQ・1系統は免疫回避能力が高く注意が必要とのことです。
さらにはアメリカではこれまでで最強に感染力が強いXBB系統が3割近くを占めていていずれ日本でも感染が広がると思われています。

もう完全にイタチごっこですね^^;
オミクロン株の系統も増えすぎて覚えるのも精一杯です^^;
今1番新しいBA・4、BA・5対応のワクチンもこれらの新しい株にどれくらい対応出来るか分からないし、 BQ・1系統、XBB系統に対応のワクチンが出た頃にはまた新しい系統が出てきている可能性も高いです(◞‸◟)

いつまでたってもコロナとの戦いが終わらないような気もしますが、イギリスでは感染は落ち着いています。
何が違うかという日本では新型コロナに感染した人は約3割ですがイギリスでは約8割です。
日本でもこれくらいの人が感染をすると新規感染者数も減るのでしょうが、イギリスでは日本の8倍死者数がいることを考えると一気に感染者数が増えると医療逼迫、死者数増加につながるので、今まで通りがいいのかどうなのか⁉︎

今年の4月には新型コロナも5類感染症になると言われていますが、政治家も専門家も非常に難しい舵取りが必要になってきますね。

今日は重たい話だったので最後に今日の愛猫^_^
いつもは玄関や窓際など冷たいところが好きなのですが、今日は珍しくベットの上でくつろいでました^ ^


2023.1.7 レッグデイ

どうも筋肉ゴリラです。

前にもお話しした通り筋トレは4分割法で胸、肩、背中、脚と分けてやっていますが、脚のトレーニングがダントツできついですし脚の日は気分が憂鬱になります。
師匠のパーソナルトレーニングも今まで30回ほど通ってますが脚をしてもらったのは2回だけ(^_^;)
しかもその2回ともトレーニング終了後に気分悪くてトイレに篭りました^^;
そんな脚トレですが、きつい分メリットもたくさんあります♪

多くの筋肉が鍛えられる
下半身の筋肉は全身の筋肉の7割をしめています。

筋肉の大きさランキング
1位:大腿四頭筋 (太もも前)
2位:大臀筋 (お尻)
3位:三角筋 (肩)
大きい筋肉ほど追い込むのはきついので脚トレがきついのはしょうがない事なんですよね^^

基礎代謝が上がって痩せやすくなる

脚トレをすると身体の約70%の筋肉が鍛えられるます。
多くの筋肉を鍛えると、それだけ基礎代謝が高くなりますよ!
ダイエットするなら脚トレを取り入れると、圧倒的に効率よく痩せられます!

精神が鍛えられる

脚トレはとにかく辛いです。 激しい痛み、飛び出しそうになる心臓、乱れる呼吸、吐き気。
脚トレには、この世のすべての苦痛を集結させたような辛さがあります。
だからこそ辛い脚トレを乗り越えることで、肉体的にも精神的にも強くなれるのです。

と色々書きましたが、僕は全然ちゃんとした脚トレは出来ていません(◞‸◟)
脚はニワトリのように細いし追い込むとすぐに吐き気が出てしまいます^^;
今年は限界の一歩先まで追い込めるようにしていきたいです♪


2023.1.6 クスリがない!!

どうも筋肉ゴリラです。

最近とにかくクスリがないです!!

おととし以降相次いで発覚したジェネリック医薬品メーカーの不正をきっかけに、かつてない規模の医薬品供給不足が続き、 医薬品全体の3割近くに及んでいるということです。

抗アレルギー薬全般、てんかん、三叉神経痛に使うテグレトール、バルプロ酸、解熱鎮痛薬のカロナール、安定剤のアルプラゾラム、 漢方薬全般、腹痛薬のブスコパン、抗生物質のカルバペネム系薬剤などなど普段よく使うクスリが不足、 出荷調整などで患者様に迷惑かけてしまうことが多いです^^;

医者になって20年以上なりますが今まではこんな事ありませんでした。
きっかけは、2020年末に発覚したジェネリック医薬品メーカー「小林化工」の不正です。
水虫などの真菌症の治療薬に睡眠導入剤の成分が混入し、全国各地の240人以上に健康被害が出たほか、国が承認していない工程での製造などの不正を隠蔽し続けていたことなど悪質な実態が明らかになりました。

その後もジェネリック大手「日医工」をはじめ、各地のメーカーで製造工程の問題が見つかり、 相次いで業務停止命令や業務改善命令の行政処分が出されるなどして幅広い種類の医薬品の出荷が次々に止まりました。
非常に困った話です!

あと2年ほどは現在のクスリ不足は続くようです。
医療費削減のためのジェネリック薬品ですが安かろう悪かろうになってしまっては、元も子もないです。


2023.1.5 笑いの医学

どうも筋肉ゴリラです。
今年のお正月はたまたまチケットが取れたので、よしもと漫才劇場にお笑いを見に行ってきました♪

やっぱり生で見る漫才はテレビで見るよりも5割増しで面白く感じますね〜^_^
多分テレビならクスッともしない漫才でも大爆笑です。
そんなお笑いですが、『笑う門には福来る』という言葉もありますが科学的にもいろいろな事が実証されています!

・ガンやウイルス殺す働きをするナチュラルキラー細胞の活性が増加し免疫力がアップする。
・副交感神経の働きが活発になりリラックスした状態になる。
・痛みを抑え、気分が高揚する作用のあるといわれるエンドルフィンが増加する。
・脳の活性化、脳内の記憶と関係の深い海馬の血流量が増加し認知症予防に
・コレステロールや中性脂肪の値が下がり動脈硬化が予防できる。
・肩こり、首こりを防ぐ

などが報告されています。
ストレスの多い世の中ですが、色々悲観的に考える人はこころだけでなく身体も痛めつけてしまいます。
自然に笑顔が出るように楽観主義を身につけることも大切です!
ちなみにこの間のお笑いですが、ミルクボーイさんや昨年のM1決勝に出たカベポスターさんも出ていてもちろん面白かったのですが、 個人的にマユリカさんが推しでした^_^

皆さんもせっかく大阪に住んでるなら劇場も沢山あるので
お笑いを見に行って沢山笑って健康でいて下さいね!